オイルシールの使い方は、簡単な様で意外な落とし穴も多い物です、オイルシールの形状、種類は
JIS B 2402で決められていますが、色々種類も多く悩む事も多いものです。
応用編は先輩に相談しても恥ずかしく無いと思いますが、しかし、何といっても基本が命...。
オイルシールは油は入っている部分にシャフトを通した時、油を外に漏らさない様に考えられたものです。
シャフトの回転する所に使うケースの他、ショックアブソーバの様にシャフトが往復動作する所に
使うものが有ります。
オイルシールは市販品で安価です、(でもゴムの材質がフッソ製のものはギョギョ高〜い)
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概念的には長いと評価されています。 しかし、寿命を構成する因子はかなり有り、一つ間違えると事の他短寿命に終わります。
因子の数々
シール面の加工は重要で"規則性の無い研磨"が要求されます。
変身..間違えました"偏心(軸の振れ)"も寿命に深刻に影響します。
必ず考慮すべき点として"潤滑"が有ります、潤滑の無いシールは短期間に摩耗しシール性が無くなります。 意外と気の付かないのが"内部圧力"です、0.3kg/cm2が通常最大です。 温度変化も考慮し、必ず実測して確認します。
寿命を考えていたら、注意点は概ね出た様です。 |
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フェルトシール グリースのシールを目的としているので、シール性はあまり"期待出来ません"。 ラフに使用出来て安価、簡単に取り付け可能で振動にも割に強いが"寿命は短く"低周速にしか使用できません。
オイルシールは色々な応用例が報告されていますが"理屈抜き"の部分は失敗原因となります。 |
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